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RSウイルス感染症[〈琉球大学発〉時間経過でみる感染症(22)]

No.5226 (2024年06月22日発行) P.15

監修: 山本和子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科教授)

編集: 仲村秀太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

執筆: 新里 彰 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

登録日: 2024-06-23

最終更新日: 2024-06-19

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【背景】 

RSウイルスは,年齢を問わず急性気道炎症の原因となる呼吸器ウイルスである。秋・冬季に流行し,乳幼児にとって重症化のリスクがある。成人では軽度の上気道炎として自然軽快するとされてきたが,高齢者や基礎疾患(慢性呼吸器疾患,喘息,慢性心疾患,免疫不全)のある成人において重症化する1)。国内では5類感染症に指定され,定点把握疾患である。

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