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麻疹[〈琉球大学発〉時間経過でみる感染症(34)]

No.5239 (2024年09月21日発行) P.9

監修: 山本和子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科教授)

編集: 仲村秀太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

執筆: 西山真央 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

登録日: 2024-09-22

最終更新日: 2024-09-20

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【背景】

麻疹は,空気感染,飛沫感染,接触感染し,強い感染力を持つ。5類感染症で,麻疹と臨床診断した場合は,直ちに保健所に届出の提出が必要である。日本は麻しん風しん混合(MR)ワクチン定期接種率向上に伴い,麻疹の発症者は減少し,2015年に世界保健機関(WHO)より麻疹撲滅を認定された。しかし海外からの輸入例などにより,2023年には28例と増加傾向にある。また海外では,MRワクチンの定期接種率低下に伴うアウトブレイクも起きているため,今後の流行状況には十分に注意する必要がある1)

WEBコンテンツ「麻疹の診かた~Dr.椎木の臨床メモ」

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