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■NEWS 22年度の国民医療費は46.7兆円、2年連続で過去最高を更新―厚労省

No.5244 (2024年10月26日発行) P.71

登録日: 2024-10-18

最終更新日: 2024-10-18

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厚生労働省は1011日、2022年度の国民医療費を公表した。それによると22年度の国民医療費は466967億円となり、2年連続で過去最高を更新したことが明らかになった。前年度と比べると16608億円(3.7%)増加した。

人口1人当たりの国民医療費は前年度比14900円(4.2%)増の373700円。国内総生産(GDP)に対する比率は8.24%(前年度比0.11ポイント増)となった。

制度区分別の内訳は、公費負担医療給付分34884億円(構成割合7.5%)、医療保険等給付分211015億円(45.2%)、後期高齢者医療給付分164544億円(35.2%)、患者等負担分56524億円(12.1%)。財源別では、公費176837億円(37.9%)、保険料233506億円(50.0%)、その他56625億円(12.1%)となった。その他のうちの患者負担は54395億円(11.6%)だった。

診療種類別でみた国民医療費は、医科診療医療費338255億円(72.4%)、歯科診療医療費32275億円(6.9%)、薬局調剤医療費79903億円(17.1%)、入院時食事・生活医療費7290億円(1.6%)、訪問看護医療費4633億円(1.0%)などとなった。医科診療医療費の内訳をみると、入院医療費は173524億円(37.2%)、入院外医療費は164731億円(35.3%)となっている。

1人当たり医療費は65歳未満209500円、65歳以上775900

年齢階級別の国民医療費をみると、0~14歳が2兆6359億円(5.6%)、15~44歳が5兆7317億円(12.3%)、45~64歳が102140億円(21.9%)、65歳以上が281151億円(60.2%)となっており、全体の6割を65歳以上が占める。人口1人当たり国民医療費は65歳未満が209500円、65歳以上が775900円だった。

医科診療医療費を主傷病による傷病分類別でみると、「循環器系の疾患」(61731億円・18.2%)が最も多く、これに「新生物<腫瘍>」(49692億円・14.7%)、「筋骨格系及び結合組織の疾患」(26708億円・7.9%)などが続く。年齢階級別でみると65歳未満では「新生物<腫瘍>」(16544億円・13.1%)、65歳以上では「循環器系の疾患」(49180億円・23.2%)がそれぞれ最多となった。

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