保存期慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)患者における生活習慣については,『CKD診療ガイドライン2013』ではCQとして喫煙,飲酒,運動,睡眠,水分摂取とワクチン接種が取り上げられた。本ガイドラインでは,テキスト解説ならびにCQとして,従来のテーマに新しいエビデンスを追加し,さらに口腔ケア,コーヒー摂取,排便管理,多職種教育的介入が追加された。
テキスト解説では,禁煙の推奨,適度な飲酒量,コーヒー摂取によるCKD進展抑制効果への期待,オーラルフレイル対策としての口腔ケア,便秘のCKD発症・進展リスクについて解説している。
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