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【エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2023】薬物治療[ガイドライン・インフォメーション]

深水 圭 (久留米大学医学部内科学講座腎臓内科部門主任教授)

登録日: 2024-12-03

最終更新日: 2024-11-06

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  • 『エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018』では,第15章「薬物投与」のCQ1〜6に慢性腎臓病(chronic kidney disease:CKD)治療や腎機能に応じた薬剤使用の注意点が記載されていたが,今回のガイドラインでは,CKD治療について初めてシステマティックレビュー(systematic review:SR)がなされた。

    第11章 薬物治療の11-1では,以前のCQを踏襲して「CKD患者に球形吸着炭の使用は推奨されるか?」を解析したところ,末期腎不全・総死亡・腎機能低下については,球形吸着炭の優位性は見出せなかったものの,中央値での層別解析にてeGFR19.6mL/分/1.73m2以上であれば腎機能低下リスクを有意に軽減することが示された。

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