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ホームページを活用した採用活動は成功する?〜開業5年目の整形外科医のケース[〈失敗から学ぶ〉医療機関ネット戦略のケーススタディ(4)]

No.5259 (2025年02月08日発行) P.52

河村伸哉 (株式会社日本経営 Wevery! 創業者)

登録日: 2025-02-05

最終更新日: 2025-02-04

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ご相談内容
整形外科を開業して5年になります。お陰様で患者数も順調に伸び,平均して1日200名ほどの患者さんにご利用頂いています。患者さんに喜ばれることはありがたいのですが,慢性的なスタッフ不足(特にリハビリ部門)に悩まされています。ハローワークなどの媒体やスタッフの伝手を頼って臨時的に来て頂いている理学療法士,柔道整復師に助けてもらっていますが,限界が近づいてきています。
先日,開業時に利用した地域誌に求人広告を掲載し,1名応募がありましたが,面接の段階で連絡が取れなくなり,採用できず失敗しました。人材紹介会社などに頼らざるをえないと思っているものの,可能であれば,費用を抑えつつ継続して働いて頂けるスタッフを募集したいと考えています。あわせて非常勤医師も募集したいのですが,web媒体を活用して費用対効果が高い採用をすることはできないでしょうか?
河村よりご回答
採用活動は今後も厳しさを増しますが,諦めずにやれることはすべてやりつくすことが大事です。

少子化,人口減少に伴って,ほとんどの医療機関で人手不足という課題に直面しています。特に医療機関は資格職が多く,誰でもできる仕事が限られているという面もあり,自院に合った人材を探すことは,非常に困難になってきています。
しかし,開業時の応募数の多さが忘れられず(開業時の採用はボーナスだと思って下さい),旧来の採用方法を繰り返しても,失敗続きになることもあります。とはいえ,何もしないで勝手に応募が来るわけではありませんので,医院としてできることは1つでも多くやるというのがベストプラクティスになります。資金を最小限にするには労力をかけることになりますが,やること自体はシンプルですのでぜひお試し下さい。



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