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■NEWS 4月からの「医療DX推進体制整備加算」等の見直しを通知―厚労省

登録日: 2025-03-03

最終更新日: 2025-03-03

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厚生労働省は220日、「医療DX推進体制整備加算」等の見直しに関する通知を発出した。現行の3区分の評価体系を電子処方箋要件の有無で分類し、6区分の評価に再編するとともに、マイナ保険証利用率の基準値を引き上げる。202541日から施行する。

41日以降に「医療DX推進体制整備加算13」を算定する場合には、新たな施設基準として、「電子処方箋を発行する体制または調剤情報を電子処方箋管理サービスに登録する体制を有していること」(電子処方箋要件)が求められる。点数設定は現行の「加算13」(811点)から引き上げられ、加算112点、加算211点、加算310点となる。これに対して電子処方箋要件のない「加算46」の評価は、加算410点、加算59点、加算68点―に設定される。

オンライン資格確認におけるマイナ保険証利用率の基準値(2549月)の見直しも行い、加算1445%(現行30%)、加算2530%(20%)、加算3615%(10%)にそれぞれ引き上げる。いずれも算定月の3カ月前のレセプト件数ベース利用率を用いることを原則とし、算定月の2カ月前のオンライン資格確認件数ベース利用率の使用も認める現行の経過措置は終了する。

■「加算3」「加算6」は小児科の基準値を緩和する配慮措置を設定

小児科を対象にした配慮措置も講じる。具体的には、「小児科外来診療料」の算定医療機関であり、かつ前年(241月~12月)の延外来患者数に占める6歳未満の患者の割合が3割以上の医療機関が加算3または加算6を算定する場合は、マイナ保険料利用率の基準値を3ポイント緩和し、12%とする。

また、「在宅医療DX情報活用加算」(現行10点)も、電子処方箋要件がある「加算1」(11点)と「加算2」(9点)に評価を区分する。

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