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腰椎すべり症のリハビリ運動をどう行うか? 【股関節疾患の合併にも注意】

No.4828 (2016年11月05日発行) P.60

坂根正孝 (筑波学園病院整形外科リハビリテーション科部長)

登録日: 2016-11-01

最終更新日: 2016-10-31

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  • 毎日テニスをしているBMI 23の65歳,男性。CRP(-),そのほかの血液検査は正常範囲。4~5年前に,筋力トレーニングのしすぎでL4~5の腰椎すべり症,腰痛を発症。筋力トレーニングは中止したものの,テニスなどの運動は続けていました。
    この2~3年,特に下着を着用するとき,手で脚を補助しないと履けず,また,座っても靴下を履くのがやっととのことです。テニスの試合にも出場し,ほかに支障はなく,また,階段を2段おきに昇ったりしていますが,下肢屈曲は自力で100°がやっとということです。今後,どのようなリハビリ運動をすればよいかと相談を受けましたが,いかがなものでしょうか。

    (質問者:埼玉県 I)


    【回答】

    腰椎すべり症の原因は不明ですが,一般的には腰椎の椎間関節(腰の骨の間)の形態を素因として椎間板の変性が加わることによるものと考えられています。腰痛や下肢痛,また立位や歩行などによる症状の悪化が認められますが,下肢の神経症状はないようですので,運動は継続してかまわないと思います。

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