1都3県で10拠点を擁し、首都圏最大規模で在宅専門診療所のネットワークを展開する。2006年の開業時からの特徴は居宅診療中心に取り組み、「確実に24時間・365日対応を行う」ことだ。
開業から5年半は患者さんの要望に応えようと、夜間対応を他の医師に任せず、佐々木さん1人で900人前後の患者さんを担当し続けた。毎晩のコールや往診による疲労で昼間の診療に影響が出始めたと感じ、常勤医師の持ち回りオンコール体制に移行。しかし、「各医師の担当患者さんと他の患者さんの対応にバラツキが生じてしまった」ことから夜間対応の評判が下がったという。そこで現在の、医師と事務、ドライバーからなるチームによる体制に変更。専任当直医には出来高で報酬を支払う仕組みを導入するなどの効果もあり、患者満足度調査では、主治医が夜間対応をしていた頃よりも高い評価を得ている。
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