実在しない職員の名前を騙り、医師の個人情報などを聞き出そうとする不審電話の情報が各学会・機関に相次いで寄せられている。
日本皮膚科学会には、同学会の職員を騙り、「更新の件で」などと医師を呼び出し、その後営業をかけてくる不審電話があるという情報が寄せられており、2月2日現在、不審電話の主は同学会事務局に在籍しない「村上」と名乗っているという。日本内科学会と日本外科学会にも、実在しない学会事務局職員を騙った不審電話の情報が寄せられている。各学会は、職員が不明瞭な理由で医師を電話で呼び出すことはないとして、ホームページ上で注意喚起し、不審電話があった場合は情報を寄せるよう求めている。
医薬品医療機器総合機構(PMDA)の職員を装った不審電話の情報も寄せられており、中には根拠なく法令違反を指摘する内容の電話もあるという。