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特集:新時代のC型肝炎治療─C型肝炎撲滅へ向けて

No.4780 (2015年12月05日発行) P.19

溝上雅史 (国立国際医療研究センター肝炎・免疫研究センターセンター長)

登録日: 2016-09-08

最終更新日: 2017-02-01

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監修:溝上雅史

1989年のC型肝炎ウイルス(HCV)発見後,わが国の肝癌発症の70~80%にHCVが関与していることが明らかにされた。そのため,HCVに対して副作用の少ない治療薬の開発が熱望されていたが,わが国で開発されたJFH-1株を使用することで新薬の開発が急速に進んだ。その結果,2015年からHCVのNS5Aに対するレジパスビルとNS5Bに対するソホスブビルの併用薬が保険適用され,実際の治療に使用可能となった。
そこで,本特集では3名の識者に,その背景や使用法など,実際の治療を行う際の留意すべき点につき述べて頂いた。治療時の参考にして頂ければ幸いである。

1 新規HCV治療薬を巡る状況
北海道大学大学院医学研究科消化器内科学分野 須田剛生
北海道大学大学院医学研究科消化器内科学分野 木村 恵
北海道大学大学院医学研究科消化器内科学分野教授 坂本直哉

2 C型肝炎の薬物選択や治療法はどう変わるか
信州大学医学部内科学第二教室教授 田中榮司

3 HCVの蔓延と治療の歴史
国立国際医療研究センター肝炎・免疫研究センター肝疾患研究部主任研究員 杉山真也
国立国際医療研究センター肝炎・免疫研究センターセンター長 溝上雅史

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