(兵庫県 K)
一般的に肘関節は,伸展時に軽度外反していて,物をぶら下げて持ったときに膝や足にぶつからずに運ぶことができるようになっています。この肘関節の伸展時の角度を肘外偏角(carrying angle)と言い,肘関節を伸展させ,前腕を回外させたときの上腕骨軸と尺骨軸のなす角度で表されます。肘外偏角が20度以上を外反肘(cubitus valgus),0度以下を内反肘(cubitus varus)と言います1)。
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