□血小板に対する自己抗体が原因で,血小板数が10万/μL以下に減少する自己免疫疾患である。
□国内患者数は約2万4000人。毎年,約3000人が発症する。
□成人患者の約9割は慢性化する。
□指定難病である。
□鼻出血が多い小児患者と異なり,成人患者では四肢の紫斑が多い。
□女性の場合,過多月経を合併することがある。
□血小板数が1万/μL以下では,鼻,口腔内,消化管の出血を合併することがある。
□血小板数が10万/μL以下に減少する。白血球と赤血球に異常を認めないが,出血傾向による鉄欠乏性貧血を合併することがある。
□特に高齢者で骨髄異形成症候群,白血病などとの鑑別診断が必要な場合,骨髄検査を行う。
□偽性血小板減少症を除外すること。
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