加藤勝信厚生労働相は24日の閣議後会見で、局長級以上の厚労省幹部人事を発表した。発令は31日。
事務方トップの事務次官には鈴木俊彦保険局長が起用された。次官に次ぐ審議官には宮川晃雇用環境・均等局長が就任する。
また、医政局長に吉田学子ども家庭局長、保険局長に樽見英樹大臣官房長、健康局長に宇都宮啓大臣官房生活衛生・食品安全審議官、老健局長に大島一博内閣府大臣官房審議官(経済財政運営及び経済社会システム担当)、社会・援護局長に谷内繁大臣官房審議官(老健担当)、子ども家庭局長に濵谷浩樹老健局長が就任。このうち健康局長の宇都宮氏は慶大出身の医系技官で、保険局医療課長として2014年度診療報酬改定を担当した経歴を持つ。
蒲原基道事務次官、宮野甚一審議官、武田俊彦医政局長、福田祐典健康局長は辞職する。
同日の閣議後会見で加藤厚労相は、事務次官人事について「各局様々な課題を抱えているので、その全体を統率し、よく横の連携もとりながら省全体としてそれぞれの課題の推進についてしっかりと取組んでいく環境を作っていきたい」と期待を述べた。