日本専門医機構は17日から今年度の「総合診療専門研修プログラム」の申請受付を開始した。受付期間は今月30日まで。
機構によると、「専攻医希望定員数」は1プログラムにつき「2名/年」以内。2名以上の定員数を希望する場合は、理由や根拠を「希望理由書」に記載し提出する。ただし、5都府県(東京、神奈川、愛知、大阪、福岡)の定員数については、地域医療の配慮の観点から調整することがあるとしている。
また、地域医療に配慮するため、5都府県においては12カ月以上、他の都道府県は6カ月以上のへき地・過疎地域、離島、医療資源の乏しい地域での研修を条件とする。このうち、「医療資源の乏しい地域」の考え方については、「人口当たりの医師数が全国平均を上回るような地域については含めないなど、へき地・過疎地域等に準ずる地域をプログラム責任者が適切に判断し、客観的なデータと理由書を添付し申請」することを要請しているが、詳細については「現在、都道府県(地域医療対策協議会)から意見をいただき、委員会等で検討の上、公表する予定」としている。