日本医学会/日本医学会連合は、昨年11月、臨時評議員会と臨時社員総会を開き、新会長に虎の門病院病院長の門脇孝氏を選出した。日本医学会/日本医学会連合の会長として取り組みたい課題について門脇氏に聞いた。
日本医学会/日本医学会連合は142学会の連合体で、日本の医学・医療の進歩向上を担っている学術団体ですので、この重要な職務を誠実に行っていきたいと考えています。私が副会長として、6年間ご指導頂いた門田守人前会長が急逝されたことには大きな落胆とショックを受けました。門田先生から学んだことを生かして、全力を尽くす所存です。
私が最も取り組みたい課題は、医学分野での研究開発力の向上を図ることです。日本の医学研究力の低下は、危機的な状況にあります。専門医制度の問題や働き方改革の問題も、日本の研究力を発展させ、よりよい医学・医療をつくっていく方向へ結実させることが重要だと考えています。