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■NEWS 日医、女性医師支援センターの役割強化

No.4923 (2018年09月01日発行) P.20

登録日: 2018-08-23

最終更新日: 2018-08-23

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日本医師会の今村聡副会長は22日の定例会見で、東京医大による女子の入学制限を目的とした不正な得点調整問題に触れた上で、女性医師の増加や女性医師の働き方・勤務環境の多様化を踏まえ、女性医師支援を拡大する方針を明らかにした。各都道府県医師会の同事業担当者との情報共有を進めるため、連絡協議会を設置し、来年1月にも開催する。

女性医師支援センターは、日医が2006年に厚生労働省から受託した事業で、女性医師の就業・復職支援(女性医師バンク)や離職防止のためのキャリア継続支援などを行っている。今年度には、女性医師の勤務環境整備の一環として、病院長、病院開設者・管理者向けの講習会を3年ぶりに再開させた。

女性医師支援センター長も務める今村氏は、「女性医師が仕事を継続しながらキャリアアップできるように、きめ細かな支援ができる体制を整備したい」と意欲を見せた。男女共同参画やワークライフバランスについては「医学生の時代からの理解が重要」とし、医学部教育カリキュラムへの導入を文部科学省に要請していることを報告。その上で、昨年度8年ぶりに実施した「女性医師の勤務環境の現況に関する調査」について、「結果を分析し、より実効性のある女性医師支援策を検討したい」と述べた。

女性医師支援について、「今まで以上に取り組んでいきたい」と話す今村氏

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