企業の信用調査を手掛ける帝国データバンクによると、2018年に倒産した医療機関は40件だった。前年より15件増え、8年ぶりに40件に達した。医療機関の種類別では、病院3件、診療所14件、歯科医院23件で、歯科医院が全体の過半を占めた。歯科医院の倒産件数は前年(10件)の2倍以上に増え、00年以降で最多を記録した。病院の倒産は近年低水準が続いているだけに、歯科医院の“倒産ラッシュ”はかなり目立つ。歯科診療所の施設数は10年以降、コンビニ店舗数をも上回る6万8000件台で推移しており、18年9月末現在も個人開設の小規模診療所が約8割を占める。歯科の過当競争の状況は今後も続くものとみられる。
で、2000年以降で最多