医療現場の生産性向上に向けたITサービスを手がけるヘルシーワン(小柳正和社長)は2月21日、東京海上日動火災保険と共同で、サイバーリスクへの備えとなる医療機関特化型保険「HealtheeOne 医療情報リスク補償」の提供を開始したと発表した。
補償内容は電子機器によるサイバーリスクに加え、USBの紛失など人為的ミスによる情報漏洩リスクもカバー。電子カルテやレセプトコンピュータ、クレジットカード決済機器などの電子機器がウイルス感染するなどして患者情報が漏洩した場合、最大で10億円を補償する。
保険料は医療機関の収入によって異なるシステムで、外来患者が1日50人程度の医療機関では月額1万5000円程度。ヘルシーワンが発売する、クリニックの医事業務や経営の効率化を支援するサービス「HealtheeOne クラウド」、紙カルテの電子化サービス「HealtheeOne スキャン」、キャッシュレス決済を外来・往診時やネット経由でできる「HealtheeOne コレクト」には自動的に同保険が付与され、追加の保険料は不要となる。