第25回参議院議員選挙が4日、公示された。消費税率引上げの是非や、金融庁審議会報告書に端を発する「老後資金問題」などが、社会保障関連の主要な争点になるとみられる。
本誌調べによると、医師資格を保有する候補者は、現職・元職・新人合わせて少なくとも8人(表)。選挙区では3人、比例代表では5人。推薦・支持を受けている政党別では、自由民主党3人、立憲民主党1人、日本維新の会1人、日本共産党1人、NHKから国民を守る党1人、無所属1人となっている。
元日本医師会副会長で自民党現職の羽生田俊候補は、日本医師連盟(日医の政治組織)の推薦を受けて比例代表から出馬。このほか比例代表では、旧民主党政権で厚生労働大臣政務官を務めた梅村聡候補(維新の会)、元奈良県医師会会長の塩見俊次候補(立憲民主党)らが出馬した。
表 参院選における医師候補者一覧(本誌調べ) | |||
選挙区/比例 | 氏名(年齢) | 推薦・支持政党 | 当選回数 |
埼玉 | 古川俊治(56) | 自由民主党 | 現職・2回 |
長野 | 小松 裕(57) | 自由民主党 | 元職・2回(衆院) |
広島 | 玉田憲勲(61) | ― | 新人 |
比例 | 梅村 聡(44) | 日本維新の会 | 元職・1回 |
比例 | 小池 晃(59) | 日本共産党 | 現職3回 |
比例 | 塩見俊次(70) | 立憲民主党 | 新人 |
比例 | 羽生田俊(71) | 自由民主党 | 現職・1回 |
比例 | 浜田 聡(42) | NHKから国民を守る党 | 新人 |
*比例区の候補者は50音順。年齢は投開票日(7月21日基準)。政党名の記載のない候補者は無所属 |