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腹痛を主訴に受診した骨盤内の病変[画像診断道場~実はこうだった(166)]

No.5027 (2020年08月29日発行) P.1

三輪 槙 (都立広尾病院救命救急センター)

中島幹男 (都立広尾病院救命救急センター医長)

登録日: 2020-08-27

最終更新日: 2020-08-26

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90歳代,女性
主訴:腹痛
現病歴:老人ホームに入所中だが意思疎通は可能で認知機能障害はない。搬送当日の起床時より腹痛を認めた。正午過ぎに顔面蒼白であるところを施設職員に発見され,当院に救急搬送された。来院時のバイタルサインは,意識レベル:E3V2M5,収縮期血圧:90mmHg,心拍数:150回/分,呼吸数:30回/分,体温:38.0℃だった。腹部は緊満しており全体に圧痛を認めた。腹部エコーでは腹水は認めなかったが,膀胱を2つ(?)認めた。尿道バルーン留置後の腹部CTを示す。どのような病態が考えられるだろうか?

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