音声認識技術を活用したクラウド電子カルテ「Voice-Karte」を発売するkanata(東京都中央区、滝内冬夫代表)は、Voice-Karteで培われてきた構文解析を音声認識、RPAと組み合わせた「スマート医療秘書=kanata!」の提供を9月から開始した。
「スマート医療秘書=kanata!」はVoice-Karteに搭載している医療秘書の知識に基づいた構文解析機能と音声認識、RPAを組み合わせ、バイタルなどのデータやオーダーを情報の種類ごとに現在利用中の電子カルテに転記するソリューション。診察中の患者との会話から、処方、検査、処置などのオーダーの下書きまでを自動で作成できるため、医師は自動作成された情報を確認・修正・承認するだけでカルテ入力が可能になる。
「スマート医療秘書=kanata!」の最大の特徴は、他社の電子カルテでも独自技術の構文解析機能による音声認識入力を可能にした点。医療機関が利用している電子カルテやレセコンなどのツールの切り替えや院内の運用フローなどの変更をする必要がない。業務の効率化に加え、患者と向き合いながら診察を行いやすくなるメリットが期待できる。
現在、初期費用無料、月額利用料1万円のキャンペーンを展開中(キャンペーン期間は2020年12月31日まで)。コロナ禍で医業収入の減少に苦しむクリニックでも、医療秘書の機能を導入しやすいサービスとなっている。