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■NEWS 米モデルナもmRNAワクチンの緊急使用許可を申請―COVID-19への有効性「94.1%」

No.5042 (2020年12月12日発行) P.70

登録日: 2020-12-02

最終更新日: 2020-12-03

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米モデルナ社は11月30日、開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)向けmRNAワクチンについて、米食品医薬品局(FDA)に緊急使用許可を申請した。米ファイザー社も11月20日、独ビオンテック社と共同開発中のmRNAワクチンについてFDAに緊急使用許可を申請しており、2つのCOVID-19ワクチンが米国で年内に実用化される可能性が強まっている。

モデルナのワクチン「mRNA-1273」の第3相試験(COVE試験)には約3万人が参加。COVID-19感染が確認された95例に基づく中間解析では「94.5%」の有効性が示されていたが、今回発表された196例に基づく解析でも「94.1%」(重症のCOVID-19に対する有効性は100%)という高い有効性が示され、重大な安全上の懸念も報告されていないことから、モデルナは申請に踏み切った。

同社のステファン・バンセルCEOは「私たちのワクチンは、パンデミックの流れを変え、重篤な疾患、入院、死亡を防ぐのに役立つ新しい強力なツールを提供すると信じる」とコメントしている。

日本の厚生労働省は、モデルナが「mRNA-1273」の開発に成功した場合、武田薬品工業による国内での流通の下、2021年前半より5000万回接種分(2500万人分)の供給を受けることについて、両社と契約を締結している。田村憲久厚労相は12月1日の閣議後会見で、モデルナのワクチンについて「我が国に申請が来ればしっかりと安全性・有効性を審査し、最終的に認められれば当然承認(する)」と述べた。

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