本庶佑京大特別教授ら日本人のノーベル医学生理学賞受賞者4氏は8日、新型コロナ感染拡大で緊急事態宣言が再発令された状況を憂慮し、政府に対し「科学者の勧告の政策への反映」などを求める声明を発表した。
声明での要望事項は①医療機関と医療従事者への⽀援拡充、②PCR検査能⼒の⼤幅な拡充と無症候感染者の隔離強化、③ワクチンや治療薬の迅速な審査・承認、④ワクチンや治療薬の開発原理を⽣み出す⽣命科学、その社会実装に不可⽋な産学連携の⽀援強化、⑤科学者の勧告を政策に反映できる⻑期的展望に⽴った制度の確⽴─の5項目。
声明には本庶佑、⼤隅良典、⼤村智、⼭中伸弥の4氏が名を連ねている。