造影CT後腹部造影X線像。右側腹部の陰影は造影剤が服に付着したため
65歳,男性。身長175cm,体重86kg,BMI 28.1。
12月末の早朝,突然,胸背部痛出現。救急車で近医受診。疼痛強くペンタゾシン,ヒドロキシジン投与。腹部造影CTにて大動脈瘤疑いで,当院搬送。
末梢は冷たく冷汗著明。血圧左右差あり:上肢(右/左)60/47,107/46mmHg,下肢41/34,112/96mmHg。意識:傾眠/JCS 10。腹部:soft &flat,Murphy(−),tenderness(−),鼓音(−)。
生活歴:喫煙(20~65歳,20本/日),飲酒(以前は連日,最近は3回/週)。既往歴:63歳時,脳梗塞で,軽い構音障害残存。内服薬:アムロジピン,アトルバスタチン,アスピリン,フェノフィブラート,アテノロール。家族歴:両親が癌で死亡。
残り949文字あります
会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する