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繰り返す左下腹部痛を主訴に受診した30歳男性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(254)]

No.5086 (2021年10月16日発行) P.1

監修: 生坂政臣 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

飯野貴明 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

鋪野紀好 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

太田光泰 (横浜市立大学附属病院 総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

登録日: 2021-10-14

最終更新日: 2021-10-13

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10年前からの繰り返す左下腹部痛を主訴に当院を受診した。腹痛の頻度は半年に1回程度で,1日以内に自然軽快する。持続的な痛みで強さに波がある。腹痛による夜間覚醒を伴い,その都度救急外来を受診し,血液検査や画像検査が施行されるも原因不明。既往歴・家族歴に特記事項なし。

来院時(有症時)は左下腹部に自発痛があり(図1),痛みでのたうち回っている。身体診察では,体温37.0℃,脈拍88回/分(整),血圧118/87mmHg,呼吸18回/分,SpO2 100%(room air)。腹部は平坦・軟で,腹痛部位に圧痛を認めない。

有症時の尿・一般血液・生化学検査での異常値はWBC 13400/μL(桿状核球26%,分葉核球65%,単球2.6%,リンパ球6.2%)のみ。CRPは0.1mg/dL。有症時の腹部造影CTを示す(図2)。

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