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『明日の診療で役立つcommon disease皮膚エコー』について著者の正畠千夏先生にお聞きしました

登録日: 2022-02-03

最終更新日: 2022-02-03

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今週のおすすめWebコンテンツ

明日の診療で役立つcommon disease皮膚エコー

[執筆]正畠千夏(奈良県立医科大学皮膚科学教室)

判型:A4判
頁数:24頁、図24点、動画12点
価格:1320円(税込)

 

─本コンテンツの特徴・魅力を教えて下さい。

 

近年皮膚科領域でも超音波検査の有用性が認識され、検査数も増加傾向ですが、皮膚科領域の超音波検査についてのまとまった教科書はあまり多くはありません。超音波検査に不慣れな皮膚科医が報告書などに添付された白黒の静止画を見ても、画像の解釈に悩むこともしばしばです。

本コンテンツでは『動画で見ることができる』という、超音波画像を見るには最適なwebの特徴を生かし、日常よく遭遇する皮下腫瘤を中心に超音波検査画像を動画でたくさん取り入れました。立体的動的な超音波画像を見てもらうことで、自身がリアルタイムにエコー検査を行っているかのような感覚を味わってもらえると思います。特にドプラ法では、静止画では伝わらない血流の拍動なども確認することができます。本コンテンツを読み終えた後は、皮下腫瘤の超音波検査を自身でやってみたくなるような、そんな内容になっていると思います。疾患も比較的commonなものばかりですので、皮膚科以外の医師、検査技師にもおすすめです。

─医療現場での活用方法を教えてください。

本コンテンツでは皮膚科領域の超音波検査を行う際の工夫や、プローブの当て方などを簡単に説明していますので、検査の前に一読しても適切な画像描出に役立ちます。皮下腫瘤は多岐にわたりますが、皮膚エコーの基本である粉瘤や脂肪腫、石灰化上皮腫などは、いざ検査をしてみると典型的な所見でないことも多く、臨床情報とあわせて超音波診断が可能になります。本コンテンツでは疾患概念を紹介しながら、臨床像と超音波像をあわせて提示することで実践的な内容になっています

また、超音波検査で腫瘤内に血流が観察された場合は何を考えるべきかについて触れています。安易な穿刺や生検を控えたほうがよい血管性腫瘤や血流豊富な良性腫瘍、病理検査を検討すべき悪性腫瘍について代表的な疾患を紹介しました。本コンテンツが、超音波検査の次に行うべき検査や治療方針の決定に役立てば幸いです。

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公益社団法人 地域医療振興協会 市立大村市民病院

勤務形態: 常勤
募集科目: 総合内科・消化器内科・呼吸器内科・神経内科・整形外科 等 若干名
勤務地: 長崎県大村市

急性期から回復期、維持期までの疾患の治療・管理はもとより、予防医学としての健診事業にも力を注いでいます。
ハイケアユニットから地域包括ケア・回復期リハ病棟まで有しており、地域の皆様に対して急性期から回復期まで切れ目のない医療、充実したリハビリサービスを提供できる体制が整っております。
基幹型臨床研修指定病院として医師の教育にも寄与しています。当協会のコンセプトの1つである離島医療の支援も積極的に行っています。

救急医療体制については、1次から3次まで幅広く患者さんを受け入れています。
特に3次救急患者さんに関しましては、症状に応じて長崎医療センター及び救急隊と連携をとりながら、必要に応じた救急対応を行っています。また、2次までの救急患者さんに関しては、専門医と総合医が協力し対応しています。
救急医療についても二次救急を担っています。緊急の大血管手術やバイパス手術も行っており、長崎県内外から高い評価を受けています。
なお、日当直体制では、内科・外科系及び循環器系で 救急体制を整えています。
現在、内科・外科系の日当直体制は、内科医師が火曜日・木曜日・土曜日 の当直帯及び土曜日・日曜日の日直帯、外科系医師が月曜日・水曜日・金曜日・日曜日の当直帯に救急対応を行っています。
また、大村市夜間初期診療事業(内科系・小児科)に参画しています。
平成29年度より新病院にて診療を開始しております。
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