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【読者アンケート結果】対応に苦慮している状況が浮き彫りに(8月テーマ:深刻化する新型コロナ後遺症)

No.5133 (2022年09月10日発行) P.69

登録日: 2022-09-09

最終更新日: 2022-09-09

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  • 長引くパンデミックで増え続ける新型コロナ後遺症への対応が医療上の大きな課題となっています。Web医事新報チャンネル(www.jmedj.co.jp/movie/)で8月25日から配信している丸毛聡医師(北野病院)と平畑光一医師(ヒラハタクリニック)の対談「コロナ後遺症診療アップデート」では、診療所と病院の連携、患者を孤立させないための支援の大切さなどが指摘されています。

    8月のアンケートでコロナ後遺症の診療経験について読者の皆様にお尋ねしたところ、「診たこと・相談されたことがある」(53%)と「診たことはない」(47%)がほぼ半々という結果になりました。併せてコロナワクチン接種後の後遺症(遷延する症状)の診療経験についてもお尋ねしましたが、これも同じ結果でした(「診たこと・相談されたことがある」53%、「診たことはない」47%)。

    コロナ後遺症診療や診療体制に対する意見では、「確定した治療方法がなく不定愁訴的なものもあるため治療に悩む」(神奈川・勤務医)、「本人の解釈モデルが強力に確立しており、否定的な意見を述べただけで医師患者関係が崩れてしまう状況では医学的にまともな診療はできない」(愛知・勤務医)など、対応に苦慮している状況がうかがわれ、「そろそろ診療ガイドラインを作成し、かかりつけ医から基幹病院へと紹介する体制構築を考えていくべき」(大阪・勤務医)、「国全体で窓口を設けるべき」(大阪・勤務医)など、診断・治療の明確な基準や診療体制・相談窓口の整備を求める意見も多く寄せられました。

    以下、皆様からいただいた主なご意見を紹介します。(次ページへ

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