●確定した治療方法がなく不定愁訴的なものもあるため治療に悩む。対象者の数が多いこともあるが、COVID-19罹患後の患者よりもワクチン接種後の患者の方が多い印象。ワクチン接種後の患者の訴えは不定愁訴から疼痛など混沌としている。(神奈川・勤務医)
●本人の解釈モデルが強力に確立しており、否定的な意見を述べただけで医師患者関係が崩れてしまう状況では医学的にまともな診療はできない。(愛知・勤務医)
●Long COVID(コロナ後遺症)についてもそろそろ診療ガイドラインを作成し、かかりつけ医から基幹病院へと紹介する体制構築を考えていくべきだろう。(大阪・勤務医)
●今は新規感染者を増やさないために早期発見、隔離を目指して検査を進めている、後遺症に対する相談や診療体制も大切。感染が落ち着いてから、後遺症で苦しむ患者の訴えが浮き彫りになりそう。国全体でそういう窓口を設けておくべきだ。(大阪・勤務医)
●明確な診療基準がないためなかなか対応が難しい。(大阪・勤務医)
●本当にコロナ後遺症やコロナワクチン後遺症なのか、単なる感染症の長めの後遺症、うつ状態、神経症や他疾患が混じっているのではないのかという気がして確信が持てない。子宮頸がんワクチンの時と同じように、SNSやマスコミとそれに乗った医師が作ってしまっていないのかが心配。現段階での診断基準を作ってほしい。(大阪・勤務医)
●最近は味覚障害などが再び増えてきたような気がする。また倦怠感や頭がモヤモヤする人が多くなってきた。(埼玉・勤務医)
●後遺症には慢性疲労症候群に類似した症状が多々あるので、補中益気湯などを積極的に処方した方がいいと思う。(大阪・開業医)
●後遺症について日本東洋医学会HPに症例報告として取り上げられていた人参養栄湯を投与してみたところ、症状(頭痛、倦怠感)が改善した。まだ未知の疾患なのでこれからの研究に期待したい。(東京・開業医)
●地方なのでコロナ後遺症やコロナワクチン接種後後遺症を専門に診てくれる病院はない。東京・渋谷の平畑(光一)医師のオンライン診療を勧めればいいのだろうかと悩むことがある。できるだけ早く診療方針が確立されることを望む。(静岡・保健師)
●医療機関が疲弊しない体制を構築してほしい。(岡山・製薬企業勤務)