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関節リウマチ(整形外科的治療)[私の治療]

No.5170 (2023年05月27日発行) P.48

門野夕峰 (埼玉医科大学医学部整形外科学教授)

登録日: 2023-05-25

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  • 免疫異常により全身性の慢性関節炎を生じる。メトトレキサートなどの疾患修飾性抗リウマチ薬,TNF阻害薬,IL-6阻害薬,共刺激阻害薬,JAK阻害薬が疾患活動性のコントロールに用いられ,十分な薬物治療ができないと関節破壊が進行する。疼痛緩和,リハビリテーション,装具療法を行っても日常生活動作(ADL)に支障をきたす場合には手術を考慮する。

    ▶診断のポイント

    障害をきたしている四肢の関節の腫脹,疼痛,変形,不安定性を確認する。問題点を整理して,薬物治療だけでなく手術も含めた包括的な治療プランを検討する。

    ▶私の治療方針・処方の組み立て方

    薬物治療による疾患活動性のコントロールを優先する。残存する関節痛に対して鎮痛薬による疼痛緩和,リハビリテーション,装具療法を行っても,疼痛や不安定性に起因した機能障害が残存する場合には手術を考慮する。

    【手術を考慮する条件】

    ・薬物治療によって疾患活動性が安定していること
    ・限局した関節の機能障害が原因でADLに支障をきたしていること
    ・全身ならびに局所に感染症がないこと
    ・併存疾患(貧血,糖尿病,心血管障害,呼吸機能障害,腎機能障害,肝機能障害など)がコントロールされていること

    【手術の目的】

    ・下肢では立位歩行できるように支持性と移動能を再建すること
    ・肩肘では頭,顔に手が届くようにリーチ機能を再建すること
    ・手指では握ったり,つまんだりできる手を再建すること

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