電子メールの普及やペーパーレス化の推進により一般企業では「脱FAX」が進んでいるといわれます。10月のアンケートでは、読者の皆様がFAXをどの程度利用しているかお尋ねしました。仕事場で文書を送る際のFAXの利用頻度については、半数の方が「ほとんど利用しない」と回答。次いで「1週間に数回程度」(20%)、「1カ月に数回程度」(17%)が多く、毎日使用している方は少なくなっていることがわかりました。ただ「FAXを廃止した」という回答はゼロで、大半の方は送信する機会は減っても受信する必要があるため廃止まではしていないようです。
「(送受信含め)どのようなときにFAXを利用しますか」との質問に対しては、「診療情報提供書を送る(取り寄せる)とき」「薬局などとの患者情報交換」「医師会関連の連絡」「講演会・研修会の申込」「医薬品卸への注文」などの回答が目立ちました。基本的には、先方からFAXでの返信を求められたときに使うパターンが多いようです。
最近は研修会などもオンラインで申し込めるようになったため「次に複合機を買い換えるときはFAXなしにしようと思っている」(京都・勤務医)といった声もありました。一方、「電子メールのほうが簡便だが、セキュリティ面からはFAXのほうが望ましいと考える方も多いと思う」(神奈川・開業医)、「すぐに共有したい情報はFAXで送信して電話で確認する」(埼玉・薬剤師)などFAXのメリットはまだあると考える方もいるようです。
以下、皆様からいただいた主な回答を紹介します。(次ページへ)