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サルモネラ腸炎[〈琉球大学発〉時間経過でみる感染症(19)]

No.5223 (2024年06月01日発行) P.15

監修: 山本和子 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科教授)

編集: 仲村秀太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

執筆: 瑞慶山隆太 (琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科)

登録日: 2024-06-02

最終更新日: 2024-05-31

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【背景】

非チフス性サルモネラ属(Salmonella)は,S. entericaとS. bongoriの2種類にわけられ,ヒトに病原性を有するS. entericaはウシ,ブタ,ニワトリ等の家畜や家禽の腸管内に広く保有される。鶏卵・鶏肉に関連した食中毒が多いが,飼育中のカメやヘビ等による感染例の報告もある。食中毒予防対策により,2000年以降は減少傾向である。5類感染症に分類されており1),国内の年間報告数は698人(2020年)である。

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