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与党圧勝、自・公で3分の2超維持 － 医師候補14人が当選、塩崎厚労相は続投へ ［第47回衆議院選挙］
【概要】第47回衆院選の投開票が14日に行われ、自民党が291議席を獲得、自公両党で326議席を占め、定数の3分の2を超える勢力を維持した。 医師候補者は14人が当選した。
今回の衆院選について、安倍晋三首相は解散を表明した11月21日、2012年12月に発足した安倍政権の経済政策について是非を問う選挙と位置づけた。結果は自民党が291議席、公明党が35議席をそれぞれ獲得。与党で326議席を占め、定数475（小選挙区295、比例代表180）の3分の2を超える勢力を維持する形となった。開票結果を受けて安倍首相は同日夜、報道陣に対し、「政策に対する信任を受けた」との見方を示した。
また安倍首相は、14年度補正予算と15年度予算の早期編成など景気対策を優先する必要があると強調。組閣などによる政治の空白期間を作らないため、閣僚人事については続投を基本とする方針だ。24日にも第3次安倍政権が発足する予定。
予算編成は年明け早々にも行われる見通しだが、消費税率10％への引上げが2017年4月に延期される影響で、社会保障の充実に充てられる予算は1兆8000億円から4500億円程度縮小される可能性がある。解散後、安倍首相は社会保障充実のスケジュールについて見直しが必要としていたが、補正予算での手当がなされるかなど、新政権の社会保障への対応に注目が集まる。
●医師候補、自民は9人全員が当選
今回の衆院選には22人の医師候補者が出馬、14人（別掲）が当選した。内訳は自民党9人、民主党3人、維新の党2人で、自民候補者は全員が当選する結果となった。
自民党の新人候補として、民主党の辻本清美元首相補佐官や維新の党の松浪健太国対委員長などの有力候補が揃い激戦区となった大阪10区から出馬した大隈和英氏は、小選挙区では落選したものの比例区で復活、初当選を果たした。
