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武田薬品工業:新型コロナワクチン「ヌバキソビッド」JN.1系統対応承認取得[新薬開発・販売 FRONTLINE]

No.5238 (2024年09月14日発行) P.15

登録日: 2024-09-10

最終更新日: 2024-09-10

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武田薬品工業は9月5日、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチン「ヌバキソビッド筋注1mL」について、オミクロン株JN.1系統対応製品の製造販売承認を取得したと発表した。

ヌバキソビッドはSARS-CoV-2による感染症の予防を効能・効果とし、免疫の活性化を促進するアジュバント(Matrix-M)が添加された組換えスパイク蛋白質(rS)抗原含有ワクチン。同社はノババックス社より製造技術のライセンス供与を受け、2022年4月に製造販売承認を取得している。

今回承認された「ヌバキソビッド筋注1mL」は1日に多数の患者へ接種することを想定しない場合の流通および使用に適した1回0.5mL接種2回分のバイアル製剤で、9月中旬以降に供給開始予定。10月に始まる自治体による定期接種での採用が予定されている。

JN.1系統対応の新型コロナウイルスワクチンとしては、8月8日にファイザーの「コミナティ」、8月23日にモデルナ・ジャパンの「スパイクバックス」、9月2日に第一三共の「ダイチロナ」が製造販売承認を取得している。

「ヌバキソビッド」の用法・用量
〈12歳以上〉1回0.5mLを筋肉内に接種する
〈6歳以上12歳未満〉初回免疫として、1回0.5mLを2回、通常3週間の間隔をおいて筋肉内に接種する

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