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伸び,および床に就く際のめまいを主訴に受診した58歳女性[キーフレーズで読み解く 外来診断学(313)]

No.5245 (2024年11月02日発行) P.1

田村弘樹 (東千葉メディカルセンター総合診療科/千葉大学医学部附属病院総合診療科)

上原孝紀 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

柳田育孝 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

横川大樹 (千葉大学医学部附属病院総合診療科)

監修: 生坂政臣 (医療法人生坂医院)

登録日: 2024-10-31

最終更新日: 2024-10-29

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9カ月前から伸びをした時のめまいを自覚していた。数日前から床に就く際にもめまいが出現するようになったため,当科を紹介受診した。持続時間は20秒程度であり,寝返りでは誘発されない。

既往歴は脂質異常症(48歳),バセドウ病(56歳)。内服薬はピタバスタチン,チアマゾール,レボチロキシン。喫煙は20本/日。

身体診察では,体温36.2℃,脈拍数80回/分・整,血圧124/63mmHg。甲状腺腫を認める以外に,頸部血管雑音を含めて異常所見はない(図1)。

一般血液・生化学検査に異常値は認めない。


 研修医の診断:良性発作性頭位めまい症

書籍「外来診療のUncommon Disease vol.4」

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