1960年代の米国人観光客や70年代の日本人観光客の評判は皆もう忘れて、今は中国人観光客を批判する立場になっている。
急増した観光客のいくつかの行動は、急激な経済成長と国民意識・教育の釣り合いが取れていないために起こる、第三者にとって不愉快な現象である。2、3年でお金持ちにはなれるが、深い教養、幅広い知識というものは一朝一夕にできるものではなく、20〜30年でないと育たないものである。不愉快な現象は「失敗学」の立場から見れば、人生の成長過程で一度は経験しなければならない失敗である。
ある日海外から面白い知らせのメールが届いた。これを読者の皆様に提供したら、共感してもらえるだろうか?
観光客は旅行先の飛行機で入国する際に書く書類に、多くは英語でName, Nationality, Birthday, Sexを記入しなければならない。前三者はほぼ誰でも問題なく書けるだろうが、Sexについて週2回と書いた人がいるようで、入国管理事務所の職員はどう解釈しただろう。
自分の代はもう遅いから、やはり英語を子どもに勉強させないとだめと思う親が増えて、中国では今、子どもに対する教育が熱心で、外国語を小さい頃から家庭教師を付けて、勉強させている。
両親が英語を習わせている子どものノートを見て仰天。英語の発音記憶方法は次の通り:
Yes:爺死(おじいさん死んだ)
Nice:奶死(おばあさん死んだ)
Bus:爸死(お父さん死んだ)
Mouth:媽死(お母さん死んだ)
Girls:哥死(兄さん死んだ)
Was:我死(僕死んだ)
Does:都死(皆死んだ)
英語のおかげで家族全員が死ぬことになる。これはまずいと思って、日本語教育に変更した。ところが日本語の記憶方法もびっくり:
じいさん:筋傷(筋肉が傷)
とうさん:都傷(皆傷)
かあさん:加傷(傷を加える)
にいさん:你傷(あなたが傷)
ねえさん:内傷(打身)
おくさん:悪傷(悪い傷)
日本語のおかげで全員傷だらけ。わが子教育の難しさ。