2カ月前に左足の外傷部分が潰瘍化し抗菌薬とデブリードマンで軽快したが,10日前から38〜39℃台の発熱と悪心が出現し,セフカペンを処方されるも改善しないため当科を紹介受診した。既往歴として15年前に糖尿病を指摘,6年前に人工透析導入,5年前に心筋梗塞。
体温37.5℃,血圧136/70mmHg,脈拍90回/分,SpO2 98%。左足外側の創部から悪臭を伴う黄色の滲出液を認める(図1)。左足と下腿の一部に握雪感があった。
血液検査では,WBC 26500/μL(Stab 0%, Seg 89.5%),CRP 29.3mg/dL。
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