インターネットの発達で情報の拡散力が強まっている。かかりつけ医がいても「まずネットで検索」という時代に、医師は患者にどう向き合うべきか。この問題に関し、自院ホームページやブログで情報発信する小田倉弘典氏に、自身の取り組みについて聞いた。
医師と患者さんが一緒に意思決定をするためのフレームを作り(右頁表)、それに基づき丁寧に進めるようにしています。家庭医領域における患者さんの基本的な解釈モデル「か(解釈)、き(期待)、か(感情)、え(影響)」の中で、治療を受け入れてもらうために、特に重要なのは解釈と感情です。短時間で説明できるかがポイントで、ツールとしてパンフレットを作成しています。目安は10分以内です。
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