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近畿心臓外科研究会に幕─37年間の歴史[エッセイ]

No.4871 (2017年09月02日発行) P.71

岡田昌義 (日本血管内治療学会理事長)

登録日: 2017-09-03

最終更新日: 2017-08-29

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  • 近畿心臓外科研究会は、私が神戸大学第二外科の講師であったときに、大阪大学第一外科の森 透講師、京都大学第二外科の小西 裕講師、和歌山県立医科大学第一外科の櫻井武雄講師、三重大学胸部外科の湯浅 浩講師など、近畿一円の大学の講師連の5名が集まって、我々が中心になって今後、心臓外科に関心を持って進めていこう、ということで話がまとまり、各大学の教授連に話しに行ったことに始まる。

    まず、神戸大学の麻田 栄教授に話をしたところ、「今後は君らの時代が来れば今よりも成績が上がるだろうし、研究会をつくっていくのも面白いね」と、賛同を得た。次いで、大阪大学の曲直部壽夫教授からは、「話はよくわかるが、勉強会をつくってよくよく勉強すれば手術の成果も出るでしょう」と話されて、とにかくやってみれば、ということになった。これを皮切りに、京都大学第二外科の日笠頼則教授からは、いとも簡単に、「それは良い考えだ」と、近畿心臓外科研究会の支援をして頂いた。次いで、和歌山県立医科大学外科の岡田浪速教授からは、「話はよくわかった、これから君らの世代だからどんどん前へ進んでいかなくちゃ」と、全面的に賛同して頂いた。最後に、三重大学胸部外科の久保克行教授に話をしたところ、「それは良いことだから前へ進めてみたらどうだろう」ということで、すべての教授連に賛同して頂いた。

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