株式会社日本医事新報社 株式会社日本医事新報社

CLOSE

腹痛,嘔気と腫瘍マーカー高値を呈す腹部腫瘤…診断は?[画像診断道場〜実はこうだった(84)]

No.4881 (2017年11月11日発行) P.5

大石徹郎 (鳥取大学生殖機能医学講師)

原田 省 (鳥取大学生殖機能医学教授)

登録日: 2017-11-09

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
    • 1
    • 2
  • next
  •    

    腹痛,嘔気と腫瘍マーカー高値を呈す腹部腫瘤…診断は?

    63歳,女性。数週間前から続く腹痛と嘔気が悪化したため,前医を受診。腹部超音波画像およびCTで骨盤内腫瘤を認め,当院紹介。骨盤部MRI検査で上記画像を得た。
    既往歴:24歳時に乳腺線維腫手術,29歳時に帝王切開術。
    来院時所見:腹部は著明に膨隆し,臍高に達する腫瘤を触知。内診では腫瘤の可動性は不良であり,圧痛も認めた。
    検査:WBC 7000/μL,CRP 15.14mg/dL,CA125 673.7U/mL,CA19-9 1.3U/mL,CEA 2.4ng/mL,エストラジオール10.60pg/mL

    残り795文字あります

    会員登録頂くことで利用範囲が広がります。 » 会員登録する

    • 1
    • 2
  • next
  • 関連記事・論文

    もっと見る

    関連書籍

    もっと見る

    関連求人情報

    関連物件情報

    もっと見る

    page top