お知らせ
「人生の最終段階における医療の決定プロセスに関するガイドライン」パブコメ開始【厚生労働省】
厚生労働省は1月29日、11年ぶりに改訂予定の「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」のパブリックコメントを募集した。締切日は2月9日。
同ガイドラインは2007年に厚労省が作成。15年には「終末期医療」を「人生の最終段階における医療」に名称変更したが、内容の改訂は初めて。
ガイドラインの改訂案は、1月17日に開催された厚労省検討会ですでに示されている。ただ、この場では構成員から改訂の方向性について異論はなかったものの、文言の修正を求める意見が相次いだ。そのため、パブコメでは改訂案ではなく改訂のポイントを示し、広く意見を求めている。
それによると、介護施設や在宅の現場でも使えるように医療とケアの両方の従事者をガイドラインの対象とし、医療・ケアの方針などについて日頃から繰り返し話し合うことの重要性について強調。 また、患者が自らの意思を伝えられない状態になる可能性があることから、その場合に患者の意思を推定する者について、信頼できる人を前もって定めておくことの重要性や、繰り返し話し合った内容をその都度文章にまとめておき、本人、家族等と医療・ケアチームで共有することの重要性について記載する―などとしている。
