□血清ナトリウム(Na)濃度が135mEq/L以下の状態を低ナトリウム血症という。
□血漿浸透圧によって①正常浸透圧性,②低浸透圧性,③高浸透圧性の3群に分類される。大部分を低浸透圧性が占める。
□日常診療で比較的高頻度に遭遇する電解質異常である。
□軽症~中等症:頭痛,倦怠感,脱力感,嘔気,筋痙攣,見当識障害など。
□重症:痙攣,昏睡,呼吸停止。
□身体的所見:浮腫,深部腱反射の減弱,病的反射の出現など。
□症状の重症度は同時点の血清Na濃度や,その低下速度が影響しているとされる。
□細胞外液量,血漿浸透圧,尿浸透圧(尿Na濃度),尿量の評価を行う。
□血漿浸透圧によって正常浸透圧/低浸透圧/高浸透圧の3群に分類される。
□低血漿浸透圧の群は,さらに細胞外液量,尿Na濃度で細分類される。
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