沖縄県は11日、麻疹流行の終息宣言を行った。5月11日に医療機関を受診した患者を最後に4週間新たな患者が発生していないことから、麻疹の流行が終息したと判断した。
沖縄県で4年ぶりとなる麻疹が確認されたのは3月20日。初発患者は外国人観光客で、麻疹に罹患した状態で複数の大型商業施設等を訪れるなど、不特定多数の人と接触したため、感染が県内全域に拡大。5月15日までに99名の患者が確認された。
感染した患者のワクチン接種歴は不明が53%、1回が19%、未接種が17%、2回が9%。年齢は約7割が20~40代の成人だった。