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■NEWS BCGワクチンの品質問題、新製品供給までの対応を提示─厚労省事務連絡

No.4935 (2018年11月24日発行) P.19

登録日: 2018-11-16

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日本ビーシージー製造(BCG社)の乾燥BCGワクチンを溶かすための添付溶剤(生理食塩液)から、規格値以上のヒ素が検出され、出荷停止となった問題で、厚生労働省は規格に適合した製品が供給されるまでの接種医療機関における対応を示した事務連絡を14日付で発出した。

BCG社は、新たなアンプルを用いて規格に適合する生理食塩液を添付した製品について、16日以降、医薬品卸へ出荷する予定としている。

事務連絡では、薬事・食品衛生審議会の調査会における安全性の評価を踏まえ、ヒ素の規格値を超える添付溶剤を用いてワクチン接種を行っても「安全上差し支えない」としている。その上で、医療機関における対応として、①新製品に交換した後に接種する、②新製品が供給されるまでの間、添付溶剤以外の生理食塩液を正確に0.15mL量り取ってワクチンを規定の手順で懸濁し、管針を用いて経皮接種する―の2つを提示。②の方法で接種を行っても、予防接種法に基づく定期接種として取り扱うとした。

今回の問題に伴い、やむをえず定期接種対象年齢(1歳に至るまで)を超えて接種を行った者の取り扱いに関しては、定期接種の対象外となるなどの不利益が生じないよう調整し、別途通知する予定であるとした。

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