投与された薬物が予測した通常通りの作用ではなく,有害な反応や症状を引き起こした場合を薬物過敏症とする。その中で,原因薬物が抗原となり,特異的な抗体やリンパ球などが免疫過剰反応を起こしたものを薬物アレルギーとする。医原性疾患でもあり予想外に重症化する場合もある。対応が遅れれば患者トラブルが起こる可能性を秘めており,注意が必要である。
基本的には,以前に摂取したことがありアレルギー症状が起こる直前もしくは1〜2日前に摂取した薬剤を原因薬剤と疑う。詳細な問診が必要である。
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