介護医療院は、長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ要介護者を対象とする介護保険施設として、昨年4月に創設された。
厚生労働省によると、今年3月末時点における介護医療院の開設数は150施設。最も多い北海道が15施設に上る一方、6県がいまだ未開設でバラツキがみられる。
7月17日の中央社会保険医療協議会総会では、厚労省担当官が開設状況について「順調に増えている」と評価。しかし、医師の委員からは、医療機関が転換の意向を持っていても、市町村の介護保険財源の圧迫を理由に、医療療養病床から介護医療院へ転換しにくい状況があるとの懸念も示された。