厚生労働省や国立国際医療研究センターAMR臨床リファレンスセンターによると、2018年のヒト用抗菌薬の販売量は、13年と比較すると10.6%減少している。「薬剤耐性(AMR)アクションプラン」で定められた20年の目標値である33%減(13年比)の達成にはまだ遠そうだ。経口広域抗菌薬では、セファロスポリン系薬が18.4%減。フルオロキノロン系薬は17.0%減、マクロライド系薬は18.0%減(目標値はすべて50%減)だった。一方で、静注抗菌薬の使用量は10.0%増加していた。
特定の耐性菌の分離率(18年)をみると、大腸菌のフルオロキノロンや黄色ブドウ球菌のメチシリンなどで目標値を大きく上回っている。
減少している