8月は、テレビ番組の人気ジャンルとしてすっかり定着した「医療ドラマ」について、おすすめしたいドラマ・お気に入りのドラマをお尋ねしました。
1位は不朽の名作「白い巨塔」。田宮版、唐沢版などありますが、「重厚感がある」(神奈川・内科医)、「医師の倫理とは何かを問うている」(福井・内科医)など、山崎豊子の原作自体を評価する声が多数寄せられました。
2位は「コウノドリ」と「ドクターX」。「コウノドリ」に対しては「実際の現場に近いドラマ」(福岡・小児科医)、「医療従事者の心境まで垣間見られる」(大分・看護職員)などリアリティを評価する声、「ドクターX」に対しては「現実的にあり得ない部分がかえって面白い」(愛知・内科医)など現実離れしたストーリー・キャラを評価する声が目立ちました。余談ですが、食事の席で産婦人科医の先生と医療ドラマの話で盛り上がった時、「現場のことがわかっていない」と次々と酷評する中で「コウノドリ」だけは高く評価されていたのを覚えています。
上表には5票以上獲得したドラマを並べましたが、米国の人気ドラマ「ER 緊急救命室」はアンケートの選択肢になかったもの。「このドラマを見て医師を志した」(石川・小児科医)、「医学生の時に英語と医学を同時に学べるドラマとしてずっと観ていた」(愛知・内科医)など、若い頃に多大な影響を受けた先生が多いようです。
以下、各作品に寄せられた主な推薦理由を紹介します。