日本救急医学会と日本集中治療医学会の日本版敗血症診療ガイドライン2020特別委員会(委員長:小倉裕司〔日本救急医学会〕、江木盛時〔日本集中治療医学会〕)は9月30日、「日本版敗血症診療ガイドライン2020」(J-SSCG2020)を両学会のホームページで先行公開した(https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsicm/advpub/0/advpub_27S0001/_pdf/-char/ja)。
同ガイドラインは、2012年から4年ごとに改訂されている。今回は新たに4領域(Patient-and Family-Centered Care、Sepsis Treatment System、神経集中治療、ストレス潰瘍)を追加した22領域にわたり、重要な117の臨床課題(CQ)をエビデンスの有無にかかわらず抽出。委員24名を中心に多職種(看護師、理学療法士、臨床工学技士、薬剤師)や患者経験者を含め、226名で改訂作業に当たった。
正式版は、2020年12月に両学会機関誌の増刊号として同時出版される予定。また、ダイジェスト版の冊子体(B5版)、アプリ版、英語版の公開も予定されている。