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【PR】AI技術を用いたポジショニングナビ機能を搭載したコンパクトタイプのクリニック向けX線診断システム「CALNEO Compact」(富士フイルムメディカル)が発売

登録日: 2021-01-06

最終更新日: 2021-01-07

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富士フイルム株式会社は、コンパクトタイプのクリニック向けX線診断システム「CALNEO Compact(カルネオ コンパクト)」の発売を2020年10月29日より開始した。販売は富士フイルムメディカル株式会社を通じて行う。

近年、地域のかかりつけ医としての役割を担うクリニックでは、主にスクリーニングの目的でX線検査が実施されている。クリニックは装置の設置面積が限られているため、省スペースで設置できるX線撮影装置の有用性は高い。CALNEO Compactは、X線発生部を移動させるためのレールのスリム化と、高電圧発生装置を臥位撮影台の下に配置することで小型化を実現し、限られたスペースでも設置できるクリニック向けX線診断システムだ。

低線量で高画質、再撮影の低減にも貢献する機能を搭載

CALNEO Compactは同社の画像読み取り技術であるISS方式※1とノイズ低減回路※2を用いたカセッテDR「FUJIFILM DR CALNEO Smart(カルネオ スマート)」※3を搭載。撮影したX線画像の散乱線成分を低減しコントラストと粒状性を向上できる画像処理技術「Virtual Grid(バーチャルグリッド)処理」※4や、撮影した画像から被検者に適したコントラストと濃度に調整する「ダイナミック処理」※4を活用でき、CR方式のデジタルX線画像診断装置に比べて約1/4のX線量(同社製品比較)でも高画質な画像が得られる。

また、AI技術を用いた※5「ポジショニングナビ機能」※6を搭載し、撮影する向きの誤りなどによる再撮影を低減させる効果が期待できるソリューションだ。

さらにCALNEO Smartを操作する「Console Advance(コンソール アドバンス)」の画面に、X線撮影装置の操作部を集約することで、撮影条件の設定と確認が「Console Advance」と同じモニタ上で可能になり、X線撮影ワークフローの効率化に貢献する。

※1:ISS(Irradiation Side Sampling)方式。センサー(TFTパネル)を、X 線照射面側に配置する方式。従来方式のFPD(X線画像平面検出器)に比べ、より減衰が少ない段階のX線エネルギーを光信号に変換でき、X線エネルギーの変換効率を高めること
※2X線情報をセンシングする性能を高め、かつX線を低ノイズで検出することを可能とした電気回路。
※3DR(Digital Radiography)方式・カセッテサイズデジタルX線画像診断装置。「DR方式」は、被写体を通過して照射されるX線エネルギーを電気信号に変換し、X線透過画像として再構成する方式。この方式を用いて撮影を行う。 
※4「Virtual Grid処理」と「ダイナミック処理」は有償オプション。
※5AI技術の1つであるディープラーニングを用いて開発した。導入後に自動的にシステムの性能や精度が変化することはない。
※6「ポジショニングナビ機能」は有償のオプション。

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